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木造建築の断熱工法

住宅の断熱工法には、いくつかの種類がありますが、
そのなかで最近注目を集めているのは「外断熱工法」です。
テレビのコマーシャルなどで「外断熱工法」という言葉を聞くことも多いかもしれません。

本来「外断熱工法」というのは、コンクリート造の断熱で採用されるもので、
いっぽう、木造ですと「外張り断熱」「充填断熱」「吹き込み断熱」の3つの方法がとられます。
木造の「外張り断熱工法」も、いま注目を集める断熱工法です。

「外断熱工法」と「外張り断熱工法」。
似たような名称ですので、混同されがちですが、こうした違いがあるのです。

 

今回は、木造の断熱工法についてお話したいと思います。


①「充填断熱工法」

壁のなかの柱のあいだや、床下の根太のあいだに断熱材を充填する工法です。
おもに、繊維系断熱材が使用され、すき間が生じないようにすることをポイントとして施工されます。


②「吹き込み断熱工法」

繊維系の断熱材を細かくほぐしたり、ビー玉程度の大きさにカットして
壁のなかや天井裏に詰め込む工法です。
壁内に筋交いや金具があっても、すき間なく施工することができます。
断熱工法の考え方としては、①「充填断熱工法」と同じです。

 

③「外張り断熱工法」

柱や梁などの構造体の外側から、建物を包むように断熱材を施工する工法です。
断熱性や気密性に高い効果が期待できる工法として、注目を集めています。
通常はボード上の断熱材を、釘やビスをつかって柱や間柱に取り付けていきます。
断熱材の継ぎ目には、しっかりと気密テープで密着させふさぎます。
厚みのある断熱材が挟まれることになりますので、室内を温かく保つことができます。



どの工法が、お住まいにとって一番良いかをじっくり検討して選んでいただくことが
最善の方法と考えております。

建築工事の全般に関するご質問・ご相談はこちらよりお待ちいたしております。

 

 

2019.12.24

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